サプリメントの効用
サプリメントとは、不足しがちなビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養補給を補助することや、ハーブなどの成分による薬効の発揮を目的とする食品のことです。栄養補助食品、健康補助食品とも呼ばれます。
サプリメントの種類
一般的なサプリメントは、以下の4種類に分類できます。
1.ビタミン系
体内での栄養素の働きをスムーズにする機能があります。体内では、ほとんど合成できないので、食事やサプリメントで摂取します。ビタミンAやCなど約20種類もあります。
ビタミンCなど水に溶けるビタミンを水溶性ビタミン。ビタミンAなど脂に溶けるビタミンを脂溶性ビタミンと言います。水溶性ビタミンは摂りすぎても、尿や汗で外に排出されますが、脂溶性ビタミンは摂りすぎると、体内に溜まり身体によくないので、正しい摂取量を守ることが大切です。
2.ミネラル系
カルシウム、マグネシウム、鉄分など無機物のことを言います。ビタミンと共に私たちの身体には無くてはならない微量栄養素の1つです。酵素が働くのを助けたり、歯や骨を作るもとになります。
3.アミノ酸・プロテイン系
たんぱく質は英語では「プロテイン」と言います。サプリメントとして「プロテイン」と呼ばれるものがありますが、これは「たんぱく質をあらかじめ消化・吸収しやすい状態に調製したもの」のことです。プロテイン系サプリメントを使うのはスポーツ選手に多く、その目的は「筋力の増強」というのが一般的です。
また、たんぱく質はアミノ酸の状態になってから、はじめて筋肉を作るための材料として使われます。そのうち体内で合成することが出来ない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と言います。アミノ酸系サプリメントはどちらかというと、ダイエットを目的とした商品が多いです。
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4.ハーブ系
コレステロールや血糖値を下げたり、リラックスする効果のあるものなど。ウコンやブルーベリーが代表的なサプリです。
サプリメント活用のポイント
サプリメントを利用するにあたって、何点かポイントがあります。
サプリメントは薬ではない
理解しておいてほしいこととして、「サプリメントは薬ではない」ことがあります。薬とは、身体に異変(疾病)があるときに一時的に使うもので、基本的に健康な体には必要のないものです。サプリメントは基本的に健康状態を問いませんが、「特効薬」のようなものではなく、「補助食品」である、ということを念頭において活用してください。
サプリメントはバランスよく
サプリメントに限らず、栄養素は全てがバランスよく満たされている必要があり、 全体のバランスがあってこそ、健康水準は維持できます。食事と合わせて、バランスよく栄養素を取りましょう。
基本は食事 サプリメントはその補助
あくまでも栄養を摂る基本は、適切な食事です。それを補うものとして、サプリメントがあります。サプリメントに頼るのではなく、食事の補助として、有効に活用しましょう。