疲労回復のポイント

入浴

湯船にゆっくり浸かるという動作は、疲労回復にとても役立ちます。ぬるめのお湯に15分~20分ほど浸かると、血行が良くなり毛穴が 開いて代謝も高まります。また湯船の中のストレッチやマッサージは、水圧の作用で効果が 高いと言われています。 さらには入浴剤には温浴効果があり、代謝を促進するものもあります ので上手に利用すると良いでしょう。

朝トレ時の疲労予防法

朝のジョギングと夜のジョギング、あなたはどちらが楽ですか? 若い人だとそんなに差を感じないかもしれませんが、年齢が高くなってくると体の新陳代謝機能が低化して、朝のトレーニング時にはなかなか体が思うように動いてくれません。早く走ろうとすると苦しいばかりです。これは、朝は血液中のグリコーゲンが低化しているため、いわばガソリンなしで体を動かそうとしているからです。そんな状態ではとても快適なジョギングなぞできません、ましてやスピードトレーニングなんぞ。

早起きしてジョギングを始めるまでの時間を取れればいいですが、それが無理な場合はエネルギー補給タイプのゼリーやハチミツ、飴でもなめるなど、吸収の早い糖分を摂取します。走る前に飴をなめる(吸収の良いエネルギー源をとる)というのは、朝トレ時の簡単な疲労予防法です。

レース後の上手な疲労回復方法

 レースを走った後は即乾杯。その後は疲れ切ってとにかく休むだけ……。こういうパターンを繰り返していると、疲労がなかなか取れず、練習を再開できません。故障にもつながり、風邪もひきやすくなります。以下、レース後の上手な疲労回復の方法について説明します。

 ■ストレッチング編

まず、レースで酷使した脚の筋肉、アキレス腱や関節のストレッチングをすることで疲労を取っていきます。同時に背中、腰のストレッチングも行います(内臓など本当の疲れは、背中に現れるのです)。関節や靭帯に痛みがある時は、アイスマッサージが効果的です。氷片をタオルに包み、患部が冷え過ぎないようにして2、3時間当てます。筋肉の痛みや腫れは、下肢の冷水浴(プール程度の水温)を行うと、炎症の拡大を防ぎます。

■食事編

レース中に使ったエネルギー源のグリコーゲン、筋肉の損傷を修復するためのたんぱく質、汗から失われた水分、ミネラルなどを早目に補給します。これには、スポーツドリンク、果汁100%ジュース、エネルギー補給タイプのゼリーがお勧めです。

 また、レース後は内臓も疲れ、消化能力が落ちているため、食事では消化吸収がよくて、のどの通り具合がよい、食欲を刺激するものを選び、よくかんで食べるとよいでしょう。お腹が減っているからと、一度にたくさん食べないことです。


ページトップへ

inserted by FC2 system