運動不足にはまずジョギング

運動不足の解消のために何か始めなくては、と思っている方も多いはず。そのような方は迷わず「ジョギング」を始めましょう!

ジョギングでダイエット

私たちは毎日の食事でエネルギーを摂取します(摂取エネルギー)。また、生命を維持したり、活動したりするためにエネルギーを消費します(消費エネルギー)。摂取エネルギーのほうが多くなれば体重は増加し、消費エネルギーのほうが多くなれば体重は減少します。

運動をせずに、摂取エネルギーだけを減らしても体重は減りますが、それでは脂肪だけでなく、筋肉までも減ってしまいます。運動をして筋肉に刺激を加えていると、筋肉だけでなく脂肪がエネルギー源として使われるので、理想的な減量法と言えるのです。

 ジョギングでは、1km走るのに、体重1kgあたり1kcal消費するといわれます。脂肪1kgを消費するには7000kcalの運動が必要になります。この7000kcalをジョギングで消費するには、体重70kgの人の場合、1kmで70kcal消費するので、100km走ることになります。つまり、体重70kgの人は、月間100km走れば、毎月1kg減量できるというわけです。

<初心者のためのプラン例>

  合計距離
第1週   5km   5km   5km 10km 25km
第2週   5km   5km   5km 10km 25km
第3週   5km   5km   5km 10km 25km
第4週   5km   5km   5km 10km 25km
月間合計距離⇒
100km

どうですか?今すぐには無理でも、ほんのちょっと努力をすればできそうではありませんか?

ジョギングで生活習慣病を予防

 ジョギングのような持久的・有酸素運動を定期的、継続的に行うことは、身体内部の多くの機能を刺激し、活性化させます。それにより、老化防止に役立ち、生活習慣病の予防・改善に役立ちます。

有酸素運動とは

有酸素運動とは、生理学・スポーツ医学上、主に酸素を消費する方法で筋収縮のエネルギーを発生させる運動のことです。これに対して、酸素を消費しない方法で筋収縮のエネルギーを発生させる運動を無酸素運動といいます。

無酸素運動は、短距離走などがあたります。勘違いしやすいのですが、無酸素運動は、本当に酸素を取り入れない(呼吸をしない)でする運動という意味ではなく、あくまでも運動の強度が高いために酸素を使うことができず結果として酸素を必要としないでできる運動のことです。

無酸素運動はスポーツマンらしさを増進させますが、有酸素運動は不健康な状況を健康に戻します。

ジョギングでストレス解消

仕事、人間関係、家庭の問題……。今の私たちは常にストレスにさらされながら生活しています。現代社会を生きていく以上、ストレスは避けて通れませんが、ランナーは走ることで、よりうまくストレスを解消していくことができるようです。さわやかな自然の中を走ることで、心身が開放され、体内に新しいエネルギーが満ちていくのが感じられるでしょう。

長く走り続けることによって、麻薬によく似た鎮痛作用のあるホルモン(エンドルフィン)が脳で分泌され、その作用によってランナーが快適な気分になれます。「ランナーズ・ハイ」とも言われますね。


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